北京滞在日記

2015.02.26~ 中国北京での出来事を綴ります

延長申請致しました

 延長申請用紙を提出いたしました。まだ受理されるかどうかはわかりませんが、もし通れば8月に1回帰国した後、来年の1月まで北京にいることになります。許可してくれた両親に感謝し、より一層勉強に励みたいと思います。
 友人たちの間では、ぼくはもしかしたらこのまま中国に永住してしまうのではないかと噂です。そんなことはない・・・と思います。

天津(ただし天津飯はない)



 先週末は天津に行ってきました。北京から電車で30分のところにある、言うなれば日本の横浜のような街です。欧州列強に租界にされた過去を持つことから、ヨーロッパ風の街並みが数多く残り、日本人にはあまり馴染みが無いですが北京人にとっては人気の観光地です。ちなみに天津飯は日本で作られた食べ物なので天津にはありません。

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 五大道は、フランス風の建物が多く残るところです。全長17kmに及び、馬車に乗って周るのが人気です。

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 イタリア街は、その名の通りイタリア風の建物の地域です。五大道とは異なりこじんまりとしていますが、中国ではなかなか無い小綺麗な雰囲気を感じることができます。

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 ラスト・エンペラー、溥儀の旧邸である静園です。さすが腐っても皇帝、広いとは言えませんが非常に美しく、将来はこんな家に住んでみたいと思わせられます。

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 天津の名物料理と言えば麻花、それと包子です。麻花は小麦粉をこねて油で揚げた甘いお菓子です。様々な味があり、ぼくはチョコレート味を試してみましたが、残念ながらチョコレートは全く感じられませんでした。

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 天津で最も有名な観光地と言えば、この観覧車です。川をまたいでいる世界で唯一の観覧車で、世界四番目の大きさです。四番目ってとこが天津のちょっと残念な感じがします。しかしまあ夜景は綺麗です。

少し、学校生活について。

 旅行のことしかアップロードしてないので、遊んでばかりいるんじゃないのかと思いになってるのではないでしょうか。ご安心ください、きちんと勉強もしております。特に昨日・今日はテスト、来週は発表が2つもあり割とてんやわんやしています。とりあえず今日のテストの手応えは良かったです。
 また、ジムにも通い始め、身体も鍛えております。さすが北京大学、早稲田のジムより設備が充実しています。

 さて、留学生活も残すところ約半分となりました。非常に刺激的で勉強になる日々ですが、半年という時間を少し物足りなく感じ始めています。そこで一旦日本に帰って、再度半年、つまり合計で1年留学することを考えています。両親との話し合いにより結局おじゃんになる可能性も大いにありますが。

北京の日常②


 北京の空気汚染はたまに本当に酷いことがあります。正直、日本から持ってきたマスクは役に立ちません。1ヶ月ほど前、天気が"ほこり"の日がありました。
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 さらに、春先はこの綿が町中に舞っています。これは木の種子であるという話がありますが、詳しくはわかりません。最近は控えめです。
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 日本の"オタク文化"は北京大学にも及んでいるようで、先日はアニメマンガ祭が行われていました。北大生が人気アニメのダンスを披露していました。
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 何も日本のものはオタク文化だけではありません。前回は吉野家を見つけましたが、今回は日本式ラーメンのチェーン店に入ってみました。味は全く同じです。
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 先日は、留学生たちによる所謂お遊戯会が開かれました。各班、様々なアイデアを出し合って踊ったり歌ったりしました。
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 ぼくは日本にいた時は油そばという汁無しラーメンが好きでした。こちらにも割と似たようなものがあり、名前を宜宾面といいます。宜宾は四川省にある町の名前です。1杯約100円という驚異的な安さで、かなりの頻度で食べています。
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閲覧注意・王府井

 天壇の記事はこちら→http://ow2191018122.hatenadiary.jp/entry/2015/05/14/163234

天壇に行った後、王府井という観光街に寄ってきました。王府井は外国人向けに観光地化された街で、綺麗な建物が立ち並んでいます。しかし最も有名なのはなんといってもゲテモノです。サソリ、ヘビ、クモ、ムカデなどあらゆるゲテモノが串焼きにされて売られています。

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 少し行くと、カトリックの教会が現れます。北京の有名なデートスポットになっているようです。
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 王府井の名前の由来は、開発途中に昔の貴族の井戸が発掘されたことによります。しかし実際には写真の井戸ではないようで、これは単に観光地化されたものらしいです。

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 来週はテストがあるので、今週末はお出かけせずに勉強する予定です。再来週に青島か、内モンゴルに行きます。

丸いやつ

 今週は留学生お遊戯会があり、午後は授業がお休みです。そのお休みを利用して、平日ながら月曜日は天壇と王府井に行ってきました。王府井の記事は→http://ow2191018122.hatenadiary.jp/entry/2015/05/15/112112

 天壇は、紫禁城天安門と並んで北京の顔となっている歴史ある建築物です。明清時代は皇帝が天に向かって祈る祭祀のための場所でした。現在は一般公開され、天壇公園は市民の憩いの場としても利用されています。
 
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 丸いです。なぜこの形にする必要があったのでしょうか、謎です。調べてわかり次第追記します。

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おじいちゃんおばあちゃんが中国将棋やトランプに興じています。中国将棋は是非ルールを覚えたいです。

そう言えば、頤和園に行ってきた

 結構前ですが、記事にしてなかったので。4月頭頃に頤和園に行ってきました。北大から地下鉄で5分のとこにある世界遺産です。

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明清時代には皇帝の庭園だったのですが、円明園と共に第二次アヘン戦争により破壊されてしまいました。その後、西太后が修復・拡張し、彼女が晩年を過ごした場所でもあります。一説には、この頤和園拡張に使われた莫大な費用が、日清戦争敗北の一因となったとも言われています。

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 この広大な湖、なんと人工です。日清戦争の話も本当のように思えてきます。さすが皇帝の庭園ですね。

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船にも乗れます。

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 屋内には、明清時代の貴重なものがずらり。この日はあいにくの天気だったのですが、これだけでも十分満足できる内容でした。次は晴れの日に行きたいですね。